金額が多かろうと少なかろうと、相続人同士の関係如何ではトラブルに発展します。
老後の面倒は同居していた私が見ていたとか、生前に色々もらっていたとか、大きなことから小さなことまでが、争いの場に登場してくることとなり、兄弟間などでも醜い争いとなることがままあります。
こうしたことを未然に防ぐ事前対策としては、被相続人が自分の財産に関して、あらかじめ自分の考えを関係者に知らせておくことと、遺言書をきちんと作成しておくことです。
ある程度の方向性が分かっていれば、不承不承でも、納得しやすいというものだからです。
もし、途中で気が変わり、内容が前のものと異なる場合は、あらためて考えを知らせ、遺言書を作成し直すということも怠るわけには行きません。